CBDについて、コーヒー飲みながら考える

CBDの可能性について、コーヒー片手に書いていきたいです

大麻とゲートウェイドラッグ理論

 

大麻を規制する上での考えとして、ゲートウェイドラッグ理論があります。

 

ゲートウェイドラッグとは、オピオイド(ケシから摂取されるアルカロイドや、そこから合成された化合物)やコカイン、ヘロインなど、副作用や依存性の高い薬物の使用への入り口になるドラッグを指します。

 

例としては、よく大麻、アルコール、MDMA、脱法ドラッグなどがあげられます。

 

ゲートウェイドラッグを規制することにより、よりハードなドラッグへ使用者が流れるのを防ごうという考えなのですが、大麻に関して言えば、実は否定されつつある理論なんです。

 

1999年に全米科学アカデミー(民間非営利団体)の医学研究所が発表した報告書では、「マリファナが、その特有の生理的作用により、他の薬物への飛び石となっているデータは存在しない」としています。

 

また、ニューヨーク・タイムズでは、大麻使用経験者1億1100万人のうち、その後ハードドラッグへ発展したのはわずか4%との調査報告を発表しています。

 

その他、アメリカ精神医学学会によって出版された書籍『精神障害の診断と統計マニュアル』第4改定版では、大麻が実際に他の薬物にすすませるかは判明しておらず、社会的、心理的、神経化学的な基礎の詳細は不明であるとしています。

 

これらから、大麻ゲートウェイドラッグ、、つまりハードドラッグへの入り口になるというのは、理論的、統計的にもおかしくないかといわれたりしています。

 

ちなみに、エナジードリングの消費量がアルコール依存症の危険性の増加につながることは立証されつつあるみたいですね。

そのことから、エナジードリングはアルコールのゲートウェイドラッグなんて呼ばれることもあります。

 

私は、嗜好用の大麻などは全然興味なく、推奨もしてません。

 

ただ研究が進む中で、CBDの市場拡大と一定の許可のもと、医療大麻については認めてもいいのではないかと思っています。

 

そのためにも、感覚値や主観、感情論ではなく、客観的なデータと研究によって明らかになった数字をもとに判断することが大切ではないかと考えます。

 

大麻ゲートウェイドラッグや、そもそも医療大麻なんて存在しないという考えがまだまだ根強くあります。

 

客観的なデータをもとに、本当にそうなら規制すればいいと思います。

 

ただ、そこに感情や政治的な絡み、煩わしい利権などのしがらみがあるのでれば、そんなものとっぱらってしまえばいいと思います。

 

改善できる病気なのに、変なしがらみで研究が進まず、素晴らしい治療方法が必要としてる人に届かない、、これは最悪だと思いますので、、大麻、CBDの研究にはもっと多くの人に興味をもっていただけるといいなと思います。